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【ミニ連載】スリップリングの豆知識 その②

スリップリングの豆知識の今回のテーマはスリップリング接点の接触方式についてです。

スリップリング接点の接触方式は大きく2つに分類されます。
1つ目はブラシ接点方式となります。

現状、多くのスリップリングに使用されている接点は①カーボンブラシタイプ、②ワイヤーブラシタイプ、③複数ワイヤーブラシタイプなどがあります。
①カーボンブラシタイプは大電流に適しており、利点としてメンテも可能で取り扱いやすい接点です。デメリットは発塵するので定期的なメンテナンスが必要となります。
②ワイヤーブラシタイプは信号伝達、小スペース化にメリットがあり、カーボンブラシタイプと比べて長寿命であることが特長となります。
③複数ワイヤーブラシ方式は他接点接触により、低接触圧でも信頼性のある接続が確立でき、更に長寿命が期待出来ます。

2つ目は液体接点方式です。
現在、スリップリングに使用されている液体金属は①水銀と②ガリウムがあります。
①水銀のメリットは非常に電気的特性が良く低接触抵抗、長寿命であることです。全てのスリップリングの中で電気的特性はトップクラスです。デメリットとしてはRoHS指令などに準拠できていない点です。
②ガリウムは水銀に匹敵する電気的特性、寿命の能力がありますが、デメリットとしては最低使用温度が4~8℃と高い点であります。また弊社取り扱いのラインナップでは1極しかなく、多極の対応が出来ておりません。

下記の表は株式会社ソルトンがスリップリングにおける特長を簡単にまとめたものです。ソルトンでは、それぞれの特長を生かしたスリップリングのご提案が可能です。例えばカーボンタイプ+ワイヤータイプのスリップリングの特殊仕様のご提案も可能です。更に水銀スリップリング+ブラシ式スリップリングも製作可能です。

ソルトン取扱いスリップリング特長

詳しくは下記リンクよりカタログをご覧ください。

ブラシ接触式スリップリング


水銀接点式スリップリング(ロータリーコネクタ)


次回のスリップリングの豆知識もご期待ください。

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